旅行の心身回復効果を支えるエビデンス


毎日の仕事や日常生活に追われ、「疲れが取れない」「休んでも回復しない」と感じることはありませんか。

その疲れは、“休み方” を少し変えるだけで大きく改善することが、国内外の研究でも明らかになっています。

特に最近注目されているのが、「週末の小旅行(ショートトリップ)」です。
欧米では長期休暇が取れますが、日本ではなかなか取れません。ですが週末に日常から少し離れるだけで、

  • 脳の疲労回復
  • ストレス軽減
  • 睡眠の質向上
  • 仕事のパフォーマンス改善


といった効果が得られるというエビデンスが多数報告されています。

このページでは、旅行が健康に寄与する理由を、国内外の論文をもとにわかりやすく紹介していきます。
私たちウェルネス・ツアーは、エビデンスを大切にしながら、皆様の心と体を整える旅をご提案していきます。
皆様の毎日が少しでも軽くなるきっかけになれば、大変うれしいです!


【論文紹介】

①Kapanの注意回復理論(1989)—「なぜ旅行は脳を回復させるのか」

旅行が心身を回復させる理由を語るうえで、最も重要な理論のひとつがKaplan & Kaplan(1989) による
「注意回復理論(ART:Attention Restoration Theory)」です。


この理論は、「人の脳は日常生活で疲れ切っている」という前提から始まります。

仕事・家事・人間関係・情報過多の中で、私たちは常に「意図的に集中し続ける」=Directed Attentionを使っています。

これが続くと、脳は疲労し、

  • 集中力が落ちる
  • イライラしやすくなる
  • 判断力が鈍る
  • 気分が不安定になる
    といった状態に陥ります。


注意回復理論(ART)では、「自然環境や非日常の環境は、この脳の疲労を回復させる」と説明しています。

【脳が回復するために必要な4つの条件】

 ① Being Away(離れること)

日常の役割・責任・刺激から物理的・心理的に距離を置くこと。

→ 旅行の「非日常」そのもの。


② Fascination(心を奪われる刺激)

努力しなくても自然と注意が向く、心地よい刺激。
例)

  • 森の揺れる葉
  • 波の音
  • 夕焼け
  • 異国の街並み

→ “ぼーっと眺めるだけで癒される”の科学的説明。


③ Extent(広がり)

世界が広がっている感覚。視界の広さ、空間の奥行き、自然のスケール感。

→ 海・山・星・異なった文化など新しい知見を含む。


④ Compatibility(自分に合う環境)

自分のペースで過ごせる、無理のない環境。

→ 「自分のための時間」が回復を促す。

旅行は、この4つの条件をすべて満たします。

だからこそ、短い旅行でも脳が回復し、ストレスが軽減し、気分が安定するという効果が生まれるのです。


参考文献

▼ Kaplan & Kaplan(1989) The Experience of Nature
▼ Kaplan(1995) Journal of Environmental Psychology
▼ Cohen et al.(2019) Journal of Environmental Psychology
▼ Kühn et al.(2020) Scientific Reports


自然がもたらす心身回復効果のエビデンス

① 森林浴のメリット(Forest Bathing / Shinrin-yoku)

• ストレスホルモン(コルチゾール)の低下

• 副交感神経の活性化

• 血圧・心拍数の安定

• 免疫細胞(NK細胞)の活性化

• 気分の安定・不安の軽減


参考文献

▼ Park et al.(2010) Environmental Health and Preventive Medicine

▼ Hansen et al.(2017) International Journal of Environmental Research and Public Health

 


② 海のメリット(Blue Health / Blue Spaces)

• 海の音・波のリズムが脳をリラックスさせる

• 海風・ミネラル・海の匂いが自律神経を整える

• 海を見るだけでストレスが低下する研究多数

• 水辺は「幸福度を最も高める自然環境」とされる


参考文献(Blue Spaces)

▼White et al.(2010) Journal of Environmental Psychology

▼ White et al.(2013) Psychological Science

 

▼ Nichols(2014) Blue Mind

 


③ 日常と違う場所に行くメリット(Environmental Novelty)

• 新しい刺激が脳の疲労をリセット

• デフォルトモードネットワーク(ぼんやり思考)の改善

• 気分転換・創造性の向上

• 自己効力感の向上

• 視野が広がり、メンタルが安定

参考文献(Environmental Novelty / 非日常)

▼Kaplan & Kaplan(1989) The Experience of Nature

▼ Kaplan(1995) Journal of Environmental Psychology

▼ Cohen et al.(2019) Journal of Environmental Psychology

▼ Kühn et al.(2020) Scientific Reports

 



忙しい毎日だからこそ、週末の小さな旅が心と体を整えて、明日への活力をもたらしてくれます。

山梨・伊豆大島など東京から行ける週末旅行・沖縄や奄美大島などの癒しの島々・海外旅行まで——
私たちウェルネス・ツアーは皆様に合った“回復の旅”をご提案します。